6月上旬、所要で滞在したパラオでフライフィッシングを楽しみました。とはいえ滞在中のスケジュールも立て込んでおり、釣りができるのは夜明けから朝食までの40分ほど、長潮から中潮にあたる時期ですが、仕方ありません。
釣場はパラオでいつも借りる宿舎から歩いて3分ほどのところにひろがるやや小さめなリーフです。
タックルはこのフィールドを念頭に、LoopTo Loopの横田さんにご相談して、Sage Motive(9Ft・8番)を勧めてもらいました。初めての海外釣行、しかも飛行機と船を乗り継ぐ移動では紛失や破損の心配もありましたが、フィールドだけでなく、その往復でも扱いやすかったです。
ビーチから突き出た造礁サンゴの岩礁はイソガニが多く棲息しており、以前から注目していたポイントです。L.T.L.で教えていただいたカニを模したフライを準備していきました。岩礁まわりをリトリーブするのですがバイトがありません。潮の流れにドリフトさせてみると根掛かりしてしまいます。今回、ここではヒットしませんでした。
とはいえ岩礁まわりにこだわらずにキャストを続けていくと、カンモンハタやサヨリ、クロフエダイなどがグン!とヒットします。ヒットしたのはいずれも、10番フックに白のUVシェニールを巻いたフライでした。
気がつくと、ずいぶん近くまでパーミットが寄ってきていました。しかし慌てたキャストを尻目に、素早く沖合へと去ってしまいました。